2005年10月03日

建築士試験

たぶん、この試験に関わった人すべてが感じている事について書こうと思います。

先日、角番メントレに以下のような記事がありました。

資格学校の講師は、その年の合格率によっては、
首を切られてしまうので、合格率を上げることが至上命令になっています。

都会の方ではそうかもしれませんけど、僕のような地方の状況は少し違うと思います。まず、建築士資格学校が1校しかありません。相対評価、地域格差があると言われているこの試験においては、非常に重要な状況だと思います。相対評価、すなわち合格率、或いは合格者数が試験を受ける前から決まっているのです。学校では、エスキスについては一切教えてくれません。学校には自習に行っているようなものです。さらに、提出した課題もあまりチェックされずに返ってきます。他の学校では、角番クラスや15人程度の少数精鋭クラスなんかあるみたいですけど、そんなものもありません。みんな一緒、80人ぐらいでやっています。別に講師にとやかく言うつもりは毛頭ありません。他に仕事を持ち、週1回の仕事、それなりの報酬しか得ていないと思うからです。

資格学校側がこのような状況を作る気持ちもわかります。一生懸命、お金をかけて、講師を増やして、教えて、全体のレベルが上がっても、合格率は一緒だからです。そんな事をすれば、逆に受験生の負担が増えます。また、競合もいません。建築士になりたい人は、この学校に行くしかないのです。そうなると、この状況で全く問題ない、となってしまうのです。

なぜ、相対評価なのかという問題に行き着きます。学科はともかく、この設計製図は、いかようにも文句のつけらる部類のものです。よく考えてみてば、この世の中の試験というものは、大なり小なりこの要素を含んでいると思います。H12年から続く(と言われる)文句のつけやすい試験(高難度化)は、建築士合格率に端的に表れています。
そんなに、建築士は世の中に必要ないんですか。
確かに、世間は踊り場脱却と言えど、建設業界を取り巻く状況は非常に厳しい状況です。しかし、この試験で、ある意味人生の地図を描く(ちょっと言いすぎかもしれませんが)人だっていると思います。僕もその一人です。

資格をとったからって、仕事ができるわけじゃありません。仕事に不自由しないわけじゃありません。建築に関する仕事は幅広く、ひとり一人が自分にあった「建築の仕事」を見つければいいと思っています。そのために「1級建築士」という資格は、自身の社会的、精神的支柱を担ってくれるものです。それがこんな状況なのは、悲しい限りです。

一受験者のただの弱音です。気にしないで下さい。
posted by kid at 01:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まあまあ、弱気にならないでください。
あと、1週間です!!
学科も製図も両方難しかった時期に受けまくった私はもっと泣きそうでした。。。(泣き言)
Posted by uzumaki7 at 2005年10月04日 21:32
そうですね。もう時間がありません。合格すると信じて、試験に臨むしかないですね。後は、復習と体調管理に気をつけます。
Posted by kid at 2005年10月05日 11:18
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