2005年05月08日

10宅論

今回は、10宅論(隈研吾著)という本ついて
書いてみたい。

本書は日本人の住宅観を10に分類し、
それぞれの象徴作用を解析している。
まず、前提として西洋型の象徴と日本型の象徴を分けて記述している。

西洋型の象徴とは、古典主義の建築のオーダーを例にとって説明してる。
古典主義の柱は、その柱がどこにおかれてもその意味を発信する。
例えば、砂漠に置かれたとしても、街中に置かれたとしても、その象徴性は
変わらない。

日本型の象徴とは、茶碗を例にとって説明している。
茶碗の象徴作用は、おかれた場所によって、意味が異なってくる。
例えば、たとえ100万の茶碗だったとしても、
家庭の台所に置かれているのと、茶室に置かれているとのでは、その象徴性は
変わってくる。

本書は、日本型の象徴作用について、分類整理しているが、
中でも、アッと思ったのは、僕の感覚に一番近い「ワンルームマンション派」
であろうか。

本書によれば、ワンルームマンションは、ホテルから派生したものである。
ワンルームマンションとは、旅と性のメタファーであるとしている。
いつか身をかためるその日までは、「ふらふら」としていたい。
そんな先送りの感覚が現れているという。

この感覚は、1人暮らしの経験がある人ならば、誰しも
共感できる感覚なのではないだろうか。


メタファー
暗喩ともよばれ、一般に、類似性に基づく比喩
と考えられており、直喩の縮約であるとして直喩
からも区別される。

本書によれば、
暗喩→日本型の象徴作用
直喩→西洋型の象徴作用
ということになるのであろうか。
posted by kid at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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